がん参画社会への道

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NK細胞って何?免疫細胞それぞれの働きと免疫力アップの要とは

重篤な風邪を頻繁に引く人は、引かない人に比べて免疫力が低く、

がんにも罹りやすいというデータがあります。

それほど免疫力は健康と大きく関係しているのです。

免疫力が弱まると、病気に罹るリスク急上昇!

今回はそんな免疫力についての働きをまとめていきます。

 

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免疫細胞って何?

体の様々な場所で連携して行われる免疫には、

体内に細菌などの異物が入るのを防いだり、

傷んだ細胞を修復、再生したり、

体の機能を正常に保つ働きがあります。

 

その中でも免疫システムの主要を担っているリンパ球には、

NK(ナチュラルキラー)細胞T(胸腺:Thymus)細胞

B(骨髄:Bone Marrow)細胞といった非常に優秀な免疫細胞があり、

私達の体を日々病気から守ってくれています。

 

免疫細胞の特徴

NK細胞

・リンパ球の約20%を占める

・自然免疫(先天性免疫)

・がん細胞の殺傷能力が高い

・加齢や生活習慣、ストレスの影響を受けやすい

・逆に言えば工夫次第で免疫力アップさせられる

T細胞・B細胞

・リンパ球の約80%を占める

・獲得免疫(後天性免疫)

・発揮出来る免疫力は生涯ほぼ一定

 

自然免疫と獲得免疫の違いって?

NK細胞などの自然免疫は、生まれつき人体に備わった免疫で、

体内に入った異物や病原体を見つけ次第に攻撃してくれます。

特にNK細胞は人間の体内で毎日約5000個発生すると言われている、

がん細胞を見つけると即座にやっつけてくれます。

しかし、このNK細胞、 加齢や生活習慣、ストレスの影響を受けやすく

働きがすぐ弱まってしまう特性があります。

 

一方、T細胞やB細胞は、後天的にウイルス感染などを経て作られていき、

自然免疫で撃退しきれなかった病原体を攻撃してくれます。

これらを獲得免疫といって、特定の病原体を認識して、

ピンポイントで個々の病原体に合わせた攻撃法でやっつけてくれます

獲得免疫は、初めての相手には、攻撃まで数日の準備期間を要しますが、

病原体の情報を記憶できるため、一度罹った病気に罹らないのはこのためです。

予防接種はこの獲得免疫の働きを利用して、

特定の病気に罹りにくくするのです。

この獲得免疫は、生涯を通して発揮される免疫力に差があまりなく、

即ち、ストレス等の外的要因を受けにくいと言えます。

 

まとめ

なので私達が、免疫が上がった、下がったと感じるのは

外的要因を受けやすい、NK細胞等の自然免疫の

数や働きが増減するからです。

NK細胞を活性化させてあげると、全体の免疫力を

グッとアップさせることができます!

 

まず病気に打ち勝つには、NK細胞を活性化すれば良い

のだと覚えておいて下さい。

具体的な方法は次の記事でまとめていきます。